【訓練内容】
1.雪道走行訓練
2.急制動
3.スラローム走行
4.スタック脱出
5.チェーン脱着
雪国に慣れたドライバーも久しぶりの雪道走行で慎重に運転
会場はグランデコリゾート
前日の積雪で訓練に最適でした
訓練場所に近づくにつれ
積雪の量が増えてきます
様々な事に注意を払いながら運転します
・車間距離と速度に注意
・対向車にも注視
・チェーン装着の判断
・アイスバーンや路面状況
直線を時速50Km となるように加速
停止目印地点で急停止を行い車両の挙動や制動距離を体感します
①スタッドレスタイヤでの制動(ABS装置ONの時とOFFの時)
②チェーン装着での制動(ABS装置ONの時とOFFの時)
速度が一定の条件下である際
ABS装置が働いているか否かで
制動距離が30m以上違ってきます
チェーン装着と車両に備わっている制動機能が
効果を発揮します
「ABSをOFFの際、操作が全く効かないため恐怖を感じた」そうです
パイロンを目印に
スラローム走行です
右に左へとハンドリングで
車両の挙動を体感します
スタッドレスタイヤの時と
チェーン装着時でどのように
車両の挙動が変化するか
通常の路面状況と異なるため
貴重な体験です
環境や異なる条件下でも
焦らず、安全確認を充分に行う必要があります
①スタック状態となる条件を体験
・車両重量
・アクセル操作
・路面状況
②スタック脱出のために様々な方法を試みました
・クラッチ操作
・タイヤと路面の接地面へ様々な素材を噛ませる
・慣性の法則と前進、後退を組み合わせる
ちょっとした深さでも条件が揃うと
脱出困難に陥ってしまいます
けん引での脱出も体験しました
正確に早く装着するために
同じ環境下で訓練です
気温も低いので早めに脱着作業を終えないと
手や足が冷え切ってしまいます
①チェーンの向きや絡みがないか確認
②見えない箇所は経験が生きてきます
③車両の下に潜り込み確認
片側、おおよそ3分~4分30秒で完了できました
最終的にたるみ等を確認する作業が大切です。
雪道でのチェーンの役割は計り知れない事が
実際に運転する事で理解出来ました
安全性を確保するためにチェーン装着が必要であると
判断し易くするためにも訓練で慣れることが大切です
今回の2日間の訓練には15人が参加しました
様々な状況下での運転を経験できました
毎日の運行に活かしていきます
皆が協力しながら訓練を行うことができたので
各々の連携強化にもつながったと思います
お客様に安心で快適なバスの時間を提供するために
日々精進して参ります