東日本大震災・原発事故から8年8カ月ぶりに楢葉町へ帰還
本社社屋及び社宅・食堂の落成式を実施
新たな雇用の創出と確保、全国からの受入に対応
地域と一丸となり更なる復興への後押しへ
有限会社ウインズトラベル(本社:福島県双葉郡楢葉町 「仮本社:福島県いわき市」、代表取締役:渡邉 和子、以下「ウインズトラベル」)は、福島県双葉郡楢葉町に建設をおこなっておりました、新社屋及び社宅・食堂の落成式を下記の通り行います。
また、新社屋の落成にあわせ、災害発生時の避難・輸送にかかる支援をおこなうべく楢葉町との災害時応援協定の締結式を執り行います。
※詳細のスケジュールについては、お問合せ下さい。
福島県双葉郡楢葉町大字井出字浄光東27-7
ウインズトラベルは、2011年3月11日に発生した東日本大震災、また、これに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、町内のほぼ全域が警戒区域に指定され地元楢葉町を離れざるを得なくなりました。
避難指示が発令されたあとは、避難を余儀なくされた町民の輸送を行うこと約1カ月、会津美里町への役場機能移転・学校再開を受け、スクールバスの運行業務や町民の一時帰宅における送迎事業を再開しました。
同年12月に、いわき市四倉町の四倉中核工業団地へ本社機能を移転、2014年7月には南相馬営業所を新設し、復興・復旧作業に従事されている方々の送迎業務を行うとともに、楢葉町を始めとする浜通り地域の経済活性化の一翼を担うべく、現在に至るまで仮設での営業を続けて参りました。
地元楢葉町を元気にしたいという思いから避難指示が解除された約4年前に『楢葉帰還プロジェクト』を始動、そしてこの度無事に新社屋及び社宅・食堂の落成式を迎えることができました。
新社屋には非常用電源設備を備えており、敷地内には自社給油所や備蓄倉庫も併設されております。
自社給油所は、災害発生時の各種燃料の供給を想定し、ガソリン 18キロリットル・軽油 78キロリットル、合計96キロリットルが貯蔵可能となっております。
また、備蓄倉庫には、約200人が3日間生活することを見込んだ、飲料水や食糧、毛布などを備え、社員や町民の避難先としての利用や生活用水の供給、食堂の食材等を使用した炊き出しなどを想定しております。
帰還人口の低迷が続く中、1人でも多くの方により良い環境で働くことができるようにと、社宅と食堂も整備され、新たな雇用の創出と確保だけでなく、全国からの人材の受入を可能としました。
当社は、今後とも楢葉町だけでなく、浜通り地域の更なる復興と経済活性化の一翼を担えるよう邁進するとともに、地域社会に貢献して参ります。
本件に関するお問合せ先
有限会社ウインズトラベル 担当:北村
福島県いわき市四倉町字芳ノ沢1-51 いわき四倉中核工業団地内C-16棟
TEL:0246-68-8232 / FAX:0246-68-8238 / Mobile:070-2022-6951